【オーストラリア生活】洪水レベルの涙で向かう保育園ライフ

うちの子は日本の保育園でもそれはもうよく泣いてました。慣れるまで時間かかるんですよね。

それなりに覚悟はしてたんですが、オーストラリアの保育園に慣れる過程は違いました。想定以上だった。

英語が一言も話せないうちの子にとって、お水ほしい、漏らしそう、などの生活に必要な最低限の発言もできずに約7時間過ごすのはしんどいだろうと思い、パートで日本人スタッフがいる保育園にしました。

それでも、保育園に行くたびに玄関で、顔のすべての穴から水を流して泣く。洪水のような涙と鼻水、泣きすぎてヨダレも出ちゃってる。

そりゃぁ英語環境で7時間も放り出されたら辛いよな。ママだってヤダわ。ママと日本語で遊びたいよな。と私まで涙を流しそうな慣らし期間を過ごし、子を腕から引きはがし泣き声を背中で聞きながら歩く帰り道はどんよりしたものでした。遠のく泣き声を聞きながら、あれ?私オーストラリアで何やってんだろ?と自問自答しました。

日本の保育園のときは、仕事に行って子のために稼ぐという大義名分があったからよかった。でも今は?こんなに子供は頑張ってるのに自分はその間ネットフリックス見るの、ダサくないか?

子の頑張りを見て自分も語学学校に行く決断をするのですが、その話は別の記事にします。

結局子が保育園に慣れるまでは数か月かかりました。保育園の玄関で私をハグし10秒自分で数え、パッと自分から離れ、拳で涙を拭いながらバイバイママと言うたくましい姿を見せるようになりました。 日本人のスタッフさんの太ももにしがみつき、スタッフ専用の部屋までしがみついたまま入っていく子が、少しずつ周りの子と遊ぶようになりました。

数人の日本人の園児がいたのも功を奏しました。中にはオーストラリア×日本人のハーフの子がいて、先生の言ったことを日本語で訳すなどしてくれて助かったようです。

一年後の今では、うちの子は保育園で「interpreter(通訳士)」と名誉あるあだ名を手にし笑、入ったばかりの日本人のお友達への通訳(先生の言ったこと→日本語へ変換 園児の言ったこと→英語へ変換)を買って出ているそうです。

あとから保育士さんに言われたことですが、「○○子ちゃんの攻略法はご飯でした!!!」とのこと。慣らし保育の後半に給食がでるようになると、少しずつ目を輝かせるようになったようです。

そして子に聞いてみた「保育園でおかわりはするの?」に対する答えが

「いつも4回するよ。カレーのときは5回。」

だったとき、私は改めてまじまじと自分の子供のワガママボディを見つめました。

うん、カレーは確かにサクサクいけちゃう。……じゃなくて、うちの子の保育料ほかの子と一緒でいいんですか?と思わずにはいられませんでした。

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